PukiWikiサーバー

October 06, 2020

linuxAlpineLinuxwebサーバー

はじめに

本ドキュメントはPukiWiki設定手順の備忘録です。

PukiWikiのインストール

PukiWikiをdocker composeでインストールします。インストール先のOSはAlpine Linuxを想定していますが、docker composeでインストールするので、dockerを入れたLinuxならば、どれでも大丈夫だと思います。

以下のdocker-compose.ymlを用意します。

docker-compose.yml
version: '3'
services:
  pukiwiki:
    image: pengo/pukiwiki
    restart: unless-stopped
    ports:
      - 3400:80
    volumes:
     - ./pukiwiki:/ext

portsは適宜変更してください。今回は3400にしました。

本サイトに公開した手順でファイアーウォール(awall)を設定している場合は、ポート3400番を開ける必要があります。

/etc/awall/optional/larkbox-policy.json
  ...
  "service":{
    "pukiwiki": [
      {"proto": "tcp", "port": 3400},
    ],
  },
  ...
  "filter": [
    ...
    {
      "in": "LAN",
      "out": "_fw",
      "service": "pukiwiki",
      "action": "accept"
    },
    ...
  ]

ファイアーウォール再起動

# awall activate -f
# rc-service iptables restart

PukiWiki起動

$ docker compose up -d

起動すると、docker-compose.ymlと同じディレクトリにpukiwikiディレクトリが作成されます。

Webブラウザで、
http://サーバ名:3400/
にアクセスすると、以下のインストールページが表示されます。

pukiwiki1.png

これでインストールは完了ですが、コンテンツを投入していくためには、凍結解除用のパスワードが必要になります。 凍結解除用のパスワードは、pukiwiki.ini.phpで設定します。 インストール直後は、

pukiwiki/pukiwiki/conf/pukiwiki.ini.php
$adminpass = '{x-php-md5}!'

となっていますが、これを

pukiwiki/pukiwiki/conf/pukiwiki.ini.php
$adminpass = 'pass'

のように書き換えます。(ただし、プレーンテキストでパスワードを保存する場合)

これでコンテンツを投入できるようになりました。

しかし、考えてみると。。。

自宅LANにWikiって本当に必要でしょうか?

Wikiの目玉はドキュメントの共同執筆なのですが、自宅LAN中に執筆者は1人しかいない。。。

さらに、コンテンツを記述するには、独特の記法を覚える必要があります。 今や主流はマークダウン記法でしょうに。 マークダウンのコンテンツを用意すれば、どこにでも置いておける時代です。 PikiWiki用のマークダウンプラグインもあるようですが、そこまでしてWikiにこだわる理由が見当たりません。

ということで、PukiWikiはインストールを試しただけでおしまい。

PukiWikiwoを停止

$ docker compose down -v

Written by questions6768 who lives in Uji, Kyoto.