Ingess Helper Tools
May 21, 2021
ingress PokemonGoはじめに
Ingess Prime(以下Ingessと略す)で敵色ポータルを焼き落とすと、相手方はほぼ100%おうちポータル(自宅から届く範囲のポータルがあり、常に自色に染めている、専門用語で「宅ポ」ともいうらしい)に粘着的に仕返しに来る。何故にピンポイントでおうちポータルが速攻特定されるのかが疑問だったのだが、特定の仕方がやっと判った。本記事は、相手方がどうやって粘着先を見つけたのかを想像した結果を記す。
Ingessヘルパーアプリ
Ingessには、ゲーム本体アプリや公式Intel Mapの他に、サードパーティ製ヘルパーアプリが存在する。筆者が認識したのは、以下の2つ。
Analytics For Ingress
ここにアクセスする。 アカウントは作っていないので詳細は不明なのだが、
- アクティビティヒートマップ機能
- ポータルの情報表示
- エージェントの傾向表示
といった機能があるようだ。
Ingressからの通知メイルをこのサイトに転送しそれを集計するという仕組みのようだ。したがって、当然のことながら、その設定をしたユーザの分しか反映されないはずなんだが…
アクティビティヒートマップ
公式Intel Mapでは、表示倍率を下げて俯瞰すると、低レベルポータルは隠れてしまい、フィールドを構成する主要ポータルしか表示されない。
アクティビティヒートマップを使うと、俯瞰倍率でも、活発なポータルがよくわかる。プー太郎はアクティビティヒートマップを俯瞰し、活発な場所に出かけていく。
ポータルの情報表示
上段の「5km」,「10km」, …, 「1000km」のタブと、下段の「Recent Attacks」,「Recently Discovered」, …のアクティビティを選ぶと、その範囲のポータル一覧が表示され、ポータルを選ぶとその詳細情報が表示される。
この例では、情報が古いが、これは、5km圏内で通知メイルをこのサイトに転送しているエージェントが少ないため過去のデータしか出てこなかったのか、ログインしていないからあえて古いデータを表示しているのかは不明。
自分が粘着質で、自分の粘着対象が通知メイルをこのサイトに転送しているなら有効な情報なんだろうけど、粘着されると分かっていてあえて登録するようなアホはいるんだろうか?
エージェントの傾向表示
上段の「5km」,「10km」, …, 「1000km」のタブと、下段の「Recent Attacks」,「Recently Discovered」, …のアクティビティを選ぶと、その範囲のアクティビティにかかわったエージェント一覧が表示される、アカウントがずらずらと表示されて、けっこうやばいと思うのだが、別にログインしなくても表示される公開情報なんで、モザイク処理せずそのまま載せる。筆者は登録はしていないが、ずっと下の方になぜか筆者のアカウントもあった。これはけっこうひどい話。このサイトの問題というよりIngressの問題か?
エージェントを選ぶとその詳細情報が表示される。筆者のアカウントを表示してみた。アカウント名のモザイクは自分でかけたが、他の部分は最初からモザイク処理されていた。ログインしたらモザイクがはずれるのだろうか? Historical Activityは、筆者のアカウントではあまり意味のない表示だけど、他のアクティブユ-ザーを見てみると、時系列で何をやっていたかが可視化されていてけっこうやばい。 Ingessにおける自分の行動がダダ洩れってことだね。これは粘着者がマウンティングするには便利だわ。
Analytics For Ingressは予想以上に強力な、粘着者が泣いて喜ぶプライバシー暴露ツールであった。
Ingress Tracker
こちらも「Analytics For Ingress」と負けず劣らずやばいツールだ。
ここに機能が要約されている。IITCプラグインをインストールし、Intel Mapを拡張できるらしいが、諸事情でこれは試さないでおく。
核心はエージェント情報機能。
ここで試しに自分のアカウント名を入れてSubmitしてみると、
自分がキャプチャしたポータル一覧が表示された。 「Show Map」ボタンをクリックすると、自分がキャプチャしたポータルがマップ上に可視化。
キャプチャしたポータルだけでなく、オーナーのポータルやチャットの内容まで丸わかり。 ログインしなくてもできた。これはやばいよ。 もし粘着したいエージェントがいれば、そのアカウントを入れると、全部見れてしまう。これで粘着先ポータルを確認し、Go!ってこと。
Ingress Trackerも予想以上に強力な、粘着者が泣いて喜ぶマウンティングツールであった。
おわりに
何故にIngressには粘着質ばかりなのか。理由がよく分かったよ。
Ingressに粘着質プレーヤーが集結したということではなく、最初はIngressに多種多様なプレーヤーが集結したのだけれど、淘汰の結果粘着質プレーヤーだけが残ったという仮説はたぶん成立。だけど、陰湿な粘着質プレーヤーが淘汰されるという進化が起こらず、なぜ粘着質プレーヤーだけが残る淘汰が発生したのかは謎だった。こんなツールが用意されていれば、そりゃそうなるわな。
ただ、1つ疑問が残る。こんなツールがあるということは、粘着者は自分の粘着行為を衆人に晒している訳で、それが恥ずかしいという気持ちは起きないのだろうか?
- 粘着者はIngressにのめり込んだ廃人で、羞恥心がなくなり、自分の粘着行為が晒されていても別に平気。
- 粘着者は単に頭が悪く、秘匿で粘着行為が出来るていると思い込んでいる。
- 粘着者は情弱で、行動が公開されているという仕組みが良く理解できていない。
- 粘着者は自分が見ているWebサイトは自分だけが見れるもので、誰もが同じものが見れるとは思っていない。
このいずれかなんだろう。