位置ゲーにおける複垢プレイ考
July 21, 2022
ingress PokemonGoポケモンGoのローンチ以降の通算売上は、2022年時点で60億ドルだそうだ。すごい…
たかがゲームされどゲーム。
筆者のまわり(まぁまぁ田舎)を見渡すと、ジム置きするメンバーはほぼ固定され、トレーナー名から実人物もお宅もほぼわかる状態。固定トレーナー同士がジムを分け合い、無駄な争いもなく50円乞食に励んでいる。参加トレーナーは筆者のまわり2km四方で十数人程度だと思う。十数人というのはトレーナー名の数で、多くは複垢、トリプル垢なんで、実参加人数は数名といったところ。複垢、トリプル垢は実は嫁垢、子垢のアカウント共有というのが実態。
この2km四方の十数垢が、参加料1800円の年に一度のポケモンfessは全員参加し、1枚100円のリモートレイドパスを惜しげもなく使用してレイドバトルに励んでいる。複垢、トリプル垢でもみんな参加しているんで売上は倍増な訳よ。
ポケモンGoでは複垢は明確に禁止されているはずなんだけど、実態は前述の通り。ナイアンティックも複垢に頼って売上を倍増させている現実があるのも事実。
実際、ポケモンGoでは複垢でなければゲームを楽しく進行できない要素が多々ある。
- ポケモンを交換することでしか進化できないポケモンの存在
- フレンドと何かをすることでしか得られないポケモンの存在
- フレンドと行動を共にすることによるリワード
など、数えたらきりがないくらいある。ゲーム運営側はリアルフレンドを作って楽しくやってくださいという意図なのだとは思うが、いい歳のオタじじぃがリアルフレンド作れる訳がなく、家族がいれば嫁垢、子垢で代用し、ボッチなら複垢作って一人フレンドを演じるしかないってことになってしまう。
ナイアンティックはそれもこれも承知の上であえてフレンド機能を充実させて、複垢を容認し、ポケモンGoの売上を倍増させているという穿った見方もできる。
次にナイアンティックの古株位置ゲーであるイングレスの状況も見てみよう。イングレスは基本バトルゲームなんで、集団で寄ってたかってボコボコにするようなバトルイベントなんかも用意されており、リアルのイベントも頻繁にあるようで、こちらもリアルフレンド重視のお膳立てがなされているといえる。
しかし、イングレスを楽しむために必要なのはあくまでリアルフレンドであり、複垢ではない。バトルイベントでスマホ2台持ちで両手でタップしている姿はかっこ悪すぎ。さすがにみっともなくてそんなことできないだろうって。
そんな訳で、イングレスはポケモンGoとは異なり、積極的に複垢を作る動機は存在しないはず。にもかかわらず、イングレスをプレイしてみると複垢の存在が目につく。
イングレスでは付近にいるAGのアクティビティログが誰でも見れるようになっており、AGのプロフィールも簡単に参照できる。そのため、自分を(ゲーム上で)攻撃するAGの素性や行動をどうしても見てしまう。そうするとそのAGのおかしな行動やプロフィールの違和感なんかが鮮明にわかってしまうのだ。
例えば、あるポータル(別に宅ポとかではなく、パブリックスペースに立つ攻撃してもしこりが残らなそうなやつ)を攻撃する。やたら強力なポータルで、こんなの立てるのってどんな奴かなとプロフィールを確認。
ミッションメダルがすごいな。と思いつつ自宅に戻ると、自宅周辺の自分が立てたポータルが焼き尽くされている。また例によってバカ丸出しの仕返しかなと思いつつログを見ると、別のAGか…なんとなくプロフィールを見てみると…
さっき焼いてきたポータルのオーナーと同じミッションメダルやないか!やっぱり仕返しだったのね。でも何故に複垢で仕返し?すぐバレるのに?所詮これがイン民の民度。イングレスやっている奴は「イン民」とバカにされる所以。筆者も例外ではなくバカなイン民だけど。
まぁ、これをもって複垢と決めつけるのもどうかと思うが、注意深く見ると本垢がポータルを再建するのと全く同じ時刻に6km離れた筆者の建てたポータルに仕返しに来てるということは、激しく不自然な「複垢じゃないアピール」をしている訳で、ほぼ複垢確定なんだと思う。
先に述べた通り、イングレスではAGのアクティビティログがダダ漏れなので、全AG分のログを収集し商売しているサイトも存在する。
https://xgress.com
Ingress Tracker
全ログを収集しAG別に時系列で並べると、自宅、行動範囲などAGのプライバシーが丸裸にされてしまう。月額15ドルで見れるようだ。くだんの仕返し複垢も、こんなサイト使って筆者の自宅を特定し仕返しにきたんだろうね。
このサイト、一部の情報は無料で見れてしまう。例えば、ゲーム内チャット(COMM)の過去の発言は無料公開されている。
https://xgress.com/agent/エージェント名/chat
を見ると、これまでのゲーム内での会話の一覧が出る。くだんの仕返し複垢君の発言を見てみると、なんと本アカ君と複垢君が一人芝居しているし、しかも複垢について語っている…さすがにこれはカッコ悪っ!てか恥ずかしい。
誰かに複アカやめてくださいねとか上から目線で言ってたのあったねーw自分なら恥ずかしすぎて言えないわw [2021-09-26 17:48:19] 276 days ago
あーw自分が複アカして追放されたのに [2021-09-26 17:45:46] 276 days ago
皆さん心の中で失笑してるんちゃいますかね [2021-09-26 17:37:05] 276 days ago
両陣営コムでもいつも何か意味ない事呟いてますよねw [2021-09-26 17:33:59] 276 days ago
↑すみません昔のアカウント時代を繰り返して書いてしまいましたw [2021-09-26 17:30:32] 276 days ago
因みに緑のチーズみたいな名前の方前のアカウント時代にもう有名な話だけど
昔のアカウント時代に複アカ、警察沙汰で緑コミュ追放されてますので皆さん
気をつけてプレイして下さいね。粘着度も酷いので無視が1番です [2021-09-26 17:29:32] 276 days ago
イングレスっていうのはこういうゲーム。COMMで一言でも発言しようものならそれがデジタルタトゥーとなりネットに残り続ける。そしてそれは誰でも見れてしまう。とにかくカッコ悪い。それが理解できない情弱イン民が集結してプレイしているってこと。
くだんの仕返し複垢君は今や3つ目の垢で活躍中のようで、複垢の積極的なメリットがないイングレスで、何故にここまで複垢が横行するのかを考えてみる。
まずはナイアンティック側のメリット。ナイアンティックは当然のことながら複垢は禁止しているものの、積極的に複垢をBANするようなことはしていない模様。まぁ一緒に行動しているパートナーと複垢はそもそも区別できないからね。
複垢っぽいアカウント見つけたら、その複垢とCOMMのやりとりがなくても、とりあえずはその複垢からのCOMMをブロックする設定にしておくとよいらしい。誰かがナイアンティックに複垢通報した際に、COMMブロックが多いほど複垢BANされやすいらしい。都市伝説かもしれないけど。とにかくうざい複垢がゲームバランスを崩してイングレスをクソゲーに陥れている現状は情けない次第。
https://dmmnt.net/blog-entry-1441.html
【考察、検証】Ingressで複数アカウントを持つとBANされるのか
イングレスには課金要素があまりなく、ライトユーザーならせいぜいキーロッカーを購入するくらいなんだけど、2021年から「C.O.R.E」という機能拡張をサブスクで提供しはじめている。アイテム保管数を増やせるなどのメリットは有るものの、ライトユーザーにとっては無用の長物。しかし複垢、トリプル垢を作るようなガチ勢いは当然C.O.R.Eに課金しているし、複垢すべてが課金すると、ナイアンティックにとっては売上倍増のメリットがある。
イングレス自体、ポケモンGoと比べると売上規模は格段に小さいだろう。アクティブ利用者数はポケモンGoの1/10もいないのではないだろうか。サーバーを維持する程度の売上は確保できているのだろうか。そんな中でC.O.R.Eを複数課金してくれる複垢ガチ勢はありがたい存在なんだろう。
複垢のエージェント側のメリットはなにか?
自分のポータルが焼かれたときに複垢を使って仕返しに行く、っていうのはメリットじゃないだろう。まともな思考回路の持ち主なら、そんなことしてもすぐバレるだけっているのはわかることだし。
無専有のポータルをキャプチャする際、最大でレベル5のポータルしか建てられないけど、複垢だったらレベル7のポータルが建てられるっていうのはメリットになるかも。でもポータルを焼く側からするとレベル5でもレベル7でも焼く手間は変わらないのでそんなに大きなメリットにはならないと思う。
複垢だったらポータルにModsを最大4個挿せるが、複垢がレアシールド4個挿せばゲームを有利に展開できる理由となる。
リンクを作るのに必要なポータルキーは一度に最大4個入手可能だけど、実際はせいせい2~3個しか出ない。そんなとき複垢があればそれぞれの垢でポータルキーを出せるので、フィールドを作るときに有利になるということはある。
複垢を作ると垢間でアイテムの融通ができるっていうのが地味なメリットなんではないだろうか。この考えを発展させると、アイテムを保管するためだけの垢っていうのが考えられる。1つの垢で持てるアイテムの最大数は2000個。C.O.R.Eに課金すれば500個増加するが、アイテム保管垢を1つ作ると最大数が2000個増加したのと同じ効果が得られる。アイテム保管垢は普段は何も活動はせず、アイテムの保管のみを行う。本垢のアイテム数が上限に近づいたら、カプセルを介してアイテムを保管するとか、本垢のアイテムが不足したら保管垢から引き出すといった使い方。
これだったら無料でアイテムの最大数を2000個増やせる、と考えるイン民がいてもおかしくない。
要は、NHK Eテレ0655/2355に登場するナナメ上音頭のミツツボアリ(写真はWikipediaより)
蜜を保存するためだけに生きる蟻。こんな生物がいるんですね。アイテムを保管するだけの複垢はミツツボアリのようなもの。ミツツボアリ垢とでも呼ぼうか(後日これが「倉庫垢」と呼ばれていることが判明)。
しかし、くだんの仕返し複垢君は、ミツツボアリ垢ってことではないようだ。ミツツボアリ垢はアイテムを保管するだけでレベル上げ活動はしていない(出来ない)はず。でも、くだんの仕返し複垢君は本垢も複垢もAPは1億超え。こうなると複垢の目的が全く理解できない。本垢と複垢で同じミッションを延々とこなし続ける執念って…人生のすべてをイングレスの両垢育成に捧げているってかんじだろうか。しかもそれに飽き足らずトリプル垢まで。
イングレスにはリカージョンという機能がある。これは最高位のレベル16に達したら、再度レベル1からゲームをやり直す機能のこと。一見無意味なリカージョンを無限に繰り返しているガチ勢を何人も見たことがある。それだけ中毒性が高いゲームということなんだろうけど…理解不能だ。
結局、複垢を作ってレベル上げを繰り返すのは本質的にリカージョンの実行と同じことなんだと思う。要はイングレス中毒でイカれてしまい、四六時中レベル上げしていないと生きていけない体になってしまっているということではないだろうか。ウ~ム、こんなゲームで人生棒に振るのはもったいないね。